気ままな日常

写真やカメラを中心に日々感じたことを綴ります

静けさと落ち着きの島 〜竹富島・伝統的な街並み

竹富島は国選定 重要伝統的建築物群 保存地域に選ばれており、沖縄の伝統的な風景を現代まで残している場所です。
赤瓦の屋根、珊瑚の石垣や白い砂が敷き詰められた街並みの散策を楽しめます。


竹富島には「竹富島憲章」という島民たち自らが定めたルールによって、無秩序な開発を避け、自然環境の保護、島の良さを後世に残しつつ持続可能な発展を目指しています。


この憲章の中で「竹富島が本土や本島にない魅力があるのは、その静けさ、秩序の取れた落ち着き、善良な風俗が保たれているためである」という一文があります。
その表現の通り喧騒とは無縁の静けさや落ち着きを感じることができます。


といかにもわかったようなことを書いていますが、島を訪れた時にはそれが理解できず、島に滞在していた時に感じていた心の穏やかさは、島が持つ静かさと落ち着きによるものだったと、この文章を読んでハッと気付かされました。


珊瑚の石垣の上に乗っている手作り感満載のシーサー。
豪華な装飾や派手な色彩とは無縁ですが、表情と相まって島の雰囲気にとてもマッチしていました。


小学校の脇に作られていたカカシ?のようなオブジェ。
これも手作り感に溢れていて好きです。
おまけに被っている竹で編まれた帽子(竹笠)には、岐阜県中津川市にある「妻籠宿」の名前が書かれていて親近感を感じました。


このような景観が見られる場所は島の中心部で、歩いて散策しても1時間程度で回れます。
どの建物も美しく見どころ満載、疲れたらカフェで休憩するのも良し、無料の休憩場所で往来する水牛車をのんびりと眺めるのも楽しいです。

静けさと落ち着きを持ったこの風景が、いつまでも残ることを願います。