大阪難波駅〜近鉄名古屋駅を結ぶ特急列車「ひのとり」をご存知ですか?
移動時間は新幹線の方に軍配が上がるものの、「ひのとり」は単なる移動手段ではなく、移動そのものをリゾートのように楽しめる列車。コンセプトはその名も「くつろぎのアップグレード」です。
鉄道マニアというわけではありませんが一度体験してみたいと思っていたこの列車。先日、大阪万博からの帰りに念願の初乗車をしてきました。

車体は深みのあるメタリックレッドに黒い窓周りのデザインが印象的で「特別感」があります。また、流線型のノーズもいかにも速そうでカッコ良いです。

今回は運よく先頭車両の2列目の席が確保できました。
この車両は座席が高床構造になっており、運転席より高い位置に座れるため、目の前に何も遮るものがありません。まるで自分が運転しているようなダイナミックな景色が広がっていて、これは新幹線では味わえない特別な体験です。

シートは1 + 2の配列で、ひとつひとつがゆったりとした本革仕様です。
新幹線のグリーン車よりもひろびろとしていて足元も思いっきり伸ばせるぐらい広いです。
しかも、バックシェル構造といった、シートを倒しても後ろの人に干渉しない仕様になっているため、気にすることなく思う存分倒すことができます。リクライニングやレッグレストも電動で調整でき、まさにVIP気分でくつろげます。

本格ドリップのコーヒーマシンも完備されているため、挽きたてのコーヒーを飲みながら、のんびりくつろいでいると、あっという間に名古屋駅に到着します。(といっても約2時間です)
心配していた揺れもほとんど気にならず、終始快適な乗り心地でした、
ちなみにプレミアムシートの料金は片道5,690円(所要時間:約120分)
東海道新幹線は(グリーン車:8,950円、普通指定席:6,680円、所要時間:約50分)と比べると、時間は少しかかるものの、コストパフォーマンスは抜群だと思います。
「速さ」よりも「快適さ」や「非日常感」を求めるなら、ひのとりが断然オススメです!