気づけば、お酒をのまなくなってから7年が経ちました。
「やめるぞ!」と大きな決意をしてはじめたというよりは、飲まない日が1日、また1日と積み重なり、いつのまにか飲まない生活が当たり前になっていた、そんな感覚です。

きっかけは友人のひとこと
飲まなくなって2日目、職場の友人に「飲もうかな」とふとつぶやきました。
その時に、その友人が何気なく言った一言が、今も印象に残っています。
「飲まない方が良いと思うよ」
たったそれだけの言葉でしたが、妙に心に響きました。その時「じゃあ今日は飲まないでおこう」と素直に思えたのです。(言った本人は忘れてしまっていましたが、当時の私には刺さったひとことでした。)
飲まない一日を積み重ねる
最初のころも現在も「もう一生飲まない」とは考えず、「今日は飲まない」を繰り返しています。長期的に考えると苦しくなるので、目の前の一日を大切にするイメージです。
そのかわりに、飲まなかった夕食の後の時間で、できることを増やしました。
- ドライブに行く(飲んでいたら絶対にできませんよね)
- 本を読む(頭に入ってくる量、理解できる内容が違います)
など。今はやっていませんが、当時は「飲まないとこんなことができる!」と驚きと共に嬉しかったものです。
飲まないことで得られたこと
- 時間のゆとり、自由さ
飲まなくなった今、飲んでいた時間を丸ごと自分のものにできます。自分が自由に使える資源が格段に増えた感覚があります。 - 行動の選択肢が増える
思い立った時に集中して勉強する、など、飲んでいたらできなかったことが選べるようになり、行動の幅がグッと拡がっています。 - 楽しみの再発見
「飲まない人は人生を損している」と考えていたり、発言したりしていましたが、実際はそうではありませんでした。飲まなくても、おしゃべりは楽しいし、食事そのものを味わうことができたのは、新たな発見でした。

まとめ
私の場合、「飲まない」と決めたというよりも、気づいたら「飲まなくなった」という感覚でした。だからこそ「今日も飲まない」を繰り返すことや、周りにいる人のひとことがとても大きな力になったと思います。
もし今、お酒との付き合い方に悩んでいる方がいたら、まずは「今日は飲まない」を一日だけ試してみることをおすすめします。
小さな積み重ねが、気づけば大きな変化につながっているかもしれません。