気ままな日常

写真やカメラを中心に日々感じたことを綴ります

「三方よし」という視点

三方よし」という言葉を聞いたことはありますか?

これは近江商人の哲学で、「売り手によし、買い手によし、世間によし」を意味します。つまりビジネスにおいて、売り手と買い手だけでなく、社会や環境にも貢献することが大切だという考え方です。

単なるwin-winでは不十分で、第三の視点――世間や将来世代の幸福にまで配慮する視野を持つことが求められています。

けれど、現実の仕事の現場では、この「三方よし」から大きく外れた光景に出くわすことがあります。

売り手の都合だけで物事を進めようとする場面。
「お客様は神様」と言わんばかりに、横柄な態度で接する買い手。

一見すると、これらは個人の問題のように思えますが、実際にはそうした振る舞いを生む「環境」が背景にあることが少なくありません。

たとえば、数字目標の達成だけが評価基準になっているような職場では、売り手の都合が優先され、対話や信頼よりも成果が強調される傾向があります。

これは対外的な関係に限らず、同じ組織の中でも起こり得ることです。
目標達成のプレッシャーの中で、チームメンバー間でも「売る側」「買う側」のような力関係が生まれ、相手の状況や気持ちを省みない言動や行動が増えることもあります。

そんなときこそ、「三方よし」の視点が大切になってきます。
自分が満足することだけでなく、相手も、そしてその関係性の先にあるチーム全体や、社会の健全さも、等しく意識したいものです。

仕事からの帰り道、ちょっとだけ真面目に考えてみました。