雨が降っているので思ったように写真を撮りに行けない日々が続いています。なので、最近新しく仲間入りした富士フィルムのカメラで遊んでみました。
富士フィルムのカメラと言えば「フィルムシミュレーション」が有名です。
フィルムシミュレーションとは、”どのような写真が撮りたいか”という撮影意図に合わせてフィルムを交換するような色再現が楽しめる、富士フィルムならではの機能です。
多彩な色表現が楽しめる!“富士フイルムの色”全19種類のフィルムシミュレーションをご紹介 – IRODORI by Xシリーズ
全種類試すのは面倒なので、標準と言われる「PROVIA」と、雨の日に適していそうな「クラッシッククローム」、「クラッシックネガ」の3種類だけ比較します。
なぜ3種類なのか?というと、カメラに「フィルムシミュレーションBKT」といった、1回シャッターを押すだけで、3種類のフィルムシミュレーションを自動的に撮ってくれる機能を使ったからです。構図や条件が固定できるので非常に便利、というのが表向きの理由ですが、ぶっちゃけ手抜きの、ゆる〜い比較です。
まずは、PROVIA(プロビア)「標準的な発色と階調で人物、風景など幅広い被写体に適します」とのこと。これを基準に比較してみます。
次はクラッシッククローム。「発色を抑え、暗部のコントラストを高めることで落ち着いた表現に適します」がカメラの説明。PROVIAと比較すると、全体的に暗めの印象を受け、雨の日のしっとり感が増しています。また、右下の黒い(暗い)部分の色の出方が好み。
最後はクラッシックネガ。カメラの説明は「深い色とメリハリのある階調で被写体をしっかりとした立体感で表現します」。全体的にセピア調でどこか懐かしい感じになりました。また、水たまりがより際立っています。壁の線も他の2枚と比べるとパキッとした表現になっています。
いや〜、楽しい。自分としては最後のクラッシックネガが、雨の日の表現としては一番良かったです。今度は晴れた日に彩り豊かな被写体で比較してみようと思います。