気ままな日常

写真やカメラを中心に日々感じたことを綴ります

マルチタスクは効率が良い、という錯覚

先日、カミさんからマルチタスクができなくて困っている、との相談を受けた。
よくよく聞けば、職場の上司から複数の仕事を同時並行で進めるべき、と指示?指導?されたようで、その上司は、仕事の効率を上げるためにはマルチタスクが有効と信じている模様。

仕事ができる人は複数の仕事やタスクをバリバリこなしている、といった印象を持つ方も多いと思う。確かに外から見ているとマルチタスクで仕事をしているように見えるかもしれない。

が、そんな仕事ができる人でも、一時点では一つのことにしか集中していないことが多い。なぜなら、一つのことに集中した方が効率が良いから。

簡単な例で説明すると、下の図のように数字とアルファベット、ひらがなを10個づつ書く、というタスクがあったとします。

下の2つの方法でタスクを完成させた時の時間をそれぞれ測ってみます。

  1. 1Aあ、2Bい・・・といった感じで、異なる要素を順番に書く(マルチタスク
  2. 123・・、A B C・・、あいう、のように、一つの要素毎に集中して書く

おそらくほとんど全員が、2番目の「一つの要素毎に集中して書く」方が、時間は短くなるはず。

なので、効率を上げるためにマルチタスク、ではなく、一つのことに集中した方が、実は効率は上がるのです。

な〜んてことを夕食後、カミさん相手に説明した1日でした。

場所:名古屋市中村区 中村公園
撮影日:2023年12月20日
カメラ:Fujifilm X-T30Ⅱ + XF 35mm F1.4 R