気ままな日常

写真やカメラを中心に日々感じたことを綴ります

好奇心と期待感

先日ハイキングに行った時の写真を見返していると、この2枚に目が止まった。

目を奪われた理由は、実際に歩いているときにも感じた高揚感。だけど、写真を撮った時にはその高揚感の正体が何だかわからなかった。眩いばかりの新緑や、木漏れ日が作り出す光と影のコントラストには目を見張る美しさがあり、興奮しながらシャッターを押したことは覚えている。(写真でそれらを表現しきれていないのは、私の腕の未熟さのせい)

 

興奮とは違った高揚感とは何なのか、しばらく考え込んだ。

 

写真を見ていてふと頭に浮かんだのは「この先、何かありそう」というキーワードだった。子供の頃、先が見通せない細い路地に入った時「この角を曲がると何があるんだろう」とか、「見えないところに誰かが隠れていて、自分を驚かそうとするかもしれない」など、未知のものに対するなんとも言えないワクワクする期待感、そう、あれである。

 

大人になるにつれて、角を曲がっても何も起こらないことの方が多いと知り、好奇心を持って想像力を働かせることが少なくなってしまったように思う。ちょっと残念なことでもある。周りを見渡すと分別がありすぎる人は「老害」と言われていたりする。

 

いくつになっても好奇心を持って行動できる人は魅力的。この先、年を重ねていっても何事にも好奇心を持ってアクティブに活動していこうと思う。

 

場所:三重県桑名市 多度山(山頂から石津方面へ)
撮影日:2023年5月27日
カメラ:SONY α7Ⅳ + SONY FE 20-70mm F4 G