早く着こうと思うなら、危険な近道よりも遠くても安全確実な方法をとった方が、早く目的を達成することができるというたとえである。
忙しくなるとこの言葉を忘れて、ついつい近道しようとしてしまう。早く終わらせたいあまりに、やらなければならない手順を飛ばそうと試みるが、結局行き詰まって正しい手順でやり直す羽目になることが多い。最初から正しく進めるよりも、余分に時間がかかってしまうのである。
仕事において、急がば回れ、の代表的なタスクは「計画すること」である。毎日ルーティンで実施していて、手順が完璧に頭に入っているようなものは問題ない。が、この工程をすっ飛ばして、いきなり着手しても多くの場合は上手くいかない。一人で完結する仕事なら良いが、チームで行う仕事の場合は悲劇が待っている。
達成しなければならない仕事の全体像を把握して、どんなことを行わなければならないのか（タスク）を書き出し、行う順番と必要な時間を考える。そして、進める上で障害になりそうなことを洗い出しておく。
事前にこれだけのことをやるだけでも、やってないよりは格段にスムーズに仕事を進めることができるし、成果も出ることが多い（経験上）。
頭ではわかっていても、ついつい近道しようとしてしまうんだよなぁ。。。
