海の町に流れるゆったりとした時間がお気に入り。それを感じに「日本で一番海に近い暮らし」と呼ばれる、京都府は伊根町に行ってきました。名古屋からは車で4時間弱程度、朝6:00ごろに出発して、朝ごはんを調達するために途中SAに1回立ち寄り、10:00くらいには到着する感じです。
伊根は「舟屋」と呼ばれる海ぎわに立ち並ぶ建物が有名で、230軒ほどの舟屋が軒を連ねています。平成17年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
舟屋は1階に船を風雨から守ったり、昔の木造船を海から引き上げて乾かしたりする場所があります。2階は網の干場や漁具の置き場として使われ、住まいは道を1本挟んだところにある主屋（母屋）を別に持っていることが多いそうです。
陸から見るだけでなく、海上タクシーに乗って海から舟屋を見学するのがとても良かった。一人1,000円で、所要時間は約30分、船長が伊根の見どころをガイドしてくれます。
途中で鳥にあげるための餌（カッパえびせん）を船長から受け取ると、なぜか察知して物凄い数の鳥が寄ってきます。直接手から餌をあげることもでき、童心に戻るような非常に楽しい体験もできます。
海上タクシーを降りた後は、舟屋の内部を見学したり（有料）、のんびり写真を撮りながら、ゆったりと流れる時間を堪能しました。
今回は残念ながら泊まることはできませんでしたが、次回訪れるときは舟屋を改築した旅館に宿泊して、波の音を聞きながら本を読んだりして、ダラダラした時間を存分に楽しむような贅沢な旅をしたいと思いました。
場所：京都府・伊根町
撮影日：2023年4月22日
カメラ：SONY α7Ⅳ
レンズ：SONY FE 20-70mm F4 G
