約10年振りに母と旅行に行った。
80歳になっているため耳はだいぶ遠くなったが、足腰は何の問題もなく歩くことに支障はない。観光も食べることも昔と変わらずできる。ありがたいことだ。
そんな母との旅行中に、昔と変わったことが一つあることに気がついた。
それは「スマホで写真を撮りまくる」ことである。
お寺に行ったらパシャパシャ、景色の良い場所に行ったらパシャパシャ。母の写真が撮り終わるのを待つくらい、写真を撮ることに夢中になっている。
ちなみに母が写真を撮っている姿をほとんど見た記憶がない。自分が小学生くらいになり、写真を撮る事ができるようになってから、写真を撮る係はいつも自分であった。自分が赤ちゃんの頃の写真は母が撮っているが、当然記憶にない。それだけに母がカメラ(といってもスマホだが)を構える姿は新鮮に映った。
撮った写真はLINEで姉や姪、孫に送る、といって嬉しそうな顔をしている。義父もスマホで撮った、お寺や神社を巡った時の写真をLINEで送ってきてくれるし、叔父にいたってはFacebookやYAMAP等のSNSも駆使して、親戚や友人と写真を共有している。
こうして書いていると、周りにいるアラフィフの同年代より、スマホを駆使するアクティブな人が多い印象。母たち世代から「まだまだ人生は楽しまなきゃ損だよ〜」と言われている気がした。
場所:千葉県 飯沼観音(上)、飯岡刑部岬(下)
撮影日:2023年5月6日
カメラ:SONY RX100M3