写真家の幡野広志さんが開催している、同名のワークショップをベースに書き下ろされた本です。ちなみに、ワークショップは募集と同時に売り切れてしまうほどの人気で、幡野さんのX(旧Twitter)をフォローしていても、なぜかタイムリーに気づくことができず、いつも悔しい思いをしていました。
なので、書籍化されると聞いて、発売日と同時に入手しました。
(これを書くまでにだいぶ経っちゃいましたが)
写真を撮る上で大切にしたい考え方や、心構えなどがとても響いたので、ネタバレにならない程度に、自分の中でのTop5の見出しをメモしておきます。
(とはいえ、本を楽しみたい人はここから先は読まない方が良いかも知れません)
いい写真はうまい写真ではない
見たものを撮ればいい
写真以外から写真を学ぶ
写真のための社会じゃない
3%の偶然
この中で最も響いたのは、写真のための社会じゃない、というくだりです。
当たり前だけど、この世の中は写真を撮る人たちのために存在するわけではないですよね。でも、カメラを構えると周りが見えづらくなって、自分本位の考えになってしまう人は少なくないのではないかと思います。
自分もかなり気をつけているつもりですが、改めて「写真を撮らせてもらっている」ことを肝に銘じつつ、写真を撮るときには他の人からどう見えているか、の視点を常に持って、写真を撮らせてもらおうと思います。