これまで奈良を訪れた時は、観光バスや車で目的地に直行するだけで、奈良の街を歩いたことはありませんでした。
今回は、猿沢池近くの駐車場に車を停めて、興福寺〜東大寺〜春日大社〜ならまちを歩いて巡りました。車とは違うスピードだからこそ、その街の空気を感じることもできるし、車では入っていけない(入りたくない)細い路地も気にせずどんどん入っていけます。
下御門商店街は、名古屋の大須商店街や円頓寺商店街と比べて、道路の幅が半分くらいしかありませんが、狭くて見通しが良くないところでお店を眺めていると、探検気分を味わえることができ、とても気に入りました。
時間があまりなく、ゆっくり見て回ることはできなかったので、次回はここをメインに訪れたいぐらいです。
下御門商店街以外も、雰囲気のある街並みや道路の感じ、興味深いお店が立ち並んでいて、見ていて飽きないですし、時間が経つのを忘れそうです。
看板のちょっと褪せた色が、夕方の光と相まって、ノスタルジーを感じるというか、子供時代の想い出がたくさん蘇ってきそうな、なんだか切ない気持ちになってしまった。
途中、「空気ケーキ」という人気のお店で、古都華(ことか)という、奈良県産の高級イチゴがのったケーキをいただきました。
といった感じで、お寺や神社、国宝や鹿などの定番だけでなく、奈良の街も楽しむことができた良い旅でした。