気ままな日常

写真やカメラを中心に日々感じたことを綴ります

コントラストをいじってみた 〜LightroomCCでRAW現像

 デジタル写真のRAW現像のやり方を知りたい、ということで、ちょっとづつ学びます。
WEBにはものすごい量の情報がアップされていますが、何が良いのか、新しいものも古いものも混ざっている中で、正解を見つけるのは難しいと感じています。

そんな時は、ちゃんとした写真家の書籍がやっぱり頼りになる、というわけで、以前紹介したこの本を教科書にしました。

ohhara1727.hateblo.jp

この本の中で紹介されているRAW現像のやり方と順番は以下の通りです。

  1. レンズの補正
  2. トリミング
  3. 露出
  4. ホワイトバランス
  5. コントラスト
  6. 粒子

基本的には、本に書かれている内容を理解、実践して、自分なりに気づいたことを知識として蓄えて、また実践のサイクルですよね、何事も。書籍だけではわかりにくかったホワイトバランスとコントラストについて、実践したことをメモしておこうと思います。

今回はコントラストです。
コントラストは「写真の明るいところをしっかり明るくして、暗いところをしっかり暗くする作業」。

まずは補正前の状態。
「階調」パネルのコントラストが0(ゼロ)になっている状態、カメラが記録した生(RAW)データを何も触っていない状態です。


コントラストを+100にしたものがコレ。
明るいところはより明るく、暗いところはより暗くなっており、写真全体にメリハリが効いたと感じるのではないでしょうか。とくに写真左側の壁を見ると、光の当たっているところは明るく、当たっていないところは暗くなったのがわかると思います。


今度はマイナス方向に全振りして、−100にしたもの。
写真全体のトーンが淡く、メリハリが無くなったと感じます。
プラス方向にもマイナス方向にも極端な動かし方をしているので、これだけを見るとマイナスの方が良いじゃん、と思う方もいるかもしれません。最近の流行はコントラストをマイナスの方向に動かすのがトレンドらしいし。

さらに写真の中の明るさを個別に調整できる、ハイライト、シャドウ、白レベル、黒レベルを極端に逆方向に動かすとこうなります。まるでアニメーションや絵画のようになります。アニメを見慣れている人には、こっちの方が透明感があって良いと思う人もいるかもしれませんが、これはあくまでも流行。
写真はあくまでも明るいところは明るく、暗いところはきっちり暗くするというものがスタンダード、とのこと。


と言われても、何をどうすれば良いのかさっぱりわからないと思いますが、この本で提示されている、コントラストを+30、シャドウと黒レベルを−15にして、全体にコントラストを効かせながら、黒を締めるのを基本としてみようと思います。が、気をつけたいのは、写真によって最適解は変わるし、他のパラメータ(例えば露出)によっても変わるので、必ずしもこの値が唯一の正解であると誤解してはダメ、ということ。

いや〜、コントラストひとつとってもめっちゃ悩ましい。
修行の道はまだまだ続きますな〜。

詳しくは書籍を買って読んで、実際に自分で試してみましょう!

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